2012年10月08日

秋の花粉症

今日は二十四節気の寒露、野草に冷たい露が宿るころです(今年は体育の日でもありますが、個人的には特に縁がありません…shoe)。朝晩肌寒く感じる日も増えてきて、かぜ気味の人も出てきていることでしょう。けれども、中には花粉症である可能性もあります。

夏から秋にかけて花粉症の原因となるのは、「草本(そうほん)花粉」といわれるイネ科(ススキ・カモガヤ・オオアワガエリなど)やキク科(ヨモギ・ブタクサ・セイタカアワダチソウ・コスモスなど)、クワ科(カナムグラ)、イラクサ科(イラクサ)などの花粉です。これらの植物は道端や空き地、公園など身近な場所に生えていて、日本全国に分布しています。

花粉症の主な症状は、水っぽい鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどで、特に晴れた日にひどくなります。かぜであれば鼻水が黄色で粘っこく、比較的高い熱が出たり、食欲が落ちたりし、目のかゆみや天候による症状の変化はありません。

春の花粉症と同様、秋の場合も一度発症すると毎年悩まされることになりますが、春のほうの原因となるスギやヒノキと違い、秋の草本花粉は飛散する範囲が数十メートルと狭いので、河川敷や雑草の多い場所をなるべく避け、マスクやメガネなどで防御しましょう。もともと春の花粉症や気管支喘息などのアレルギー症状がある人は、特に注意が必要です。