今日は半夏生
今日は雑節の一つ「半夏生(はんげしょう)」でしたね これは七十二候(二十四節気をさらに三等分した期間のこと)の一つ「半夏生(はんげしょうず)」に由来しており、半夏という毒草が生える多湿で気候不順なころとされています
この「半夏」というのは漢方(中薬)の生薬でもありますので、中医学的な解説を簡単にいたしましょう
〔半夏〕
サトイモ科カラスビシャク(烏柄杓)の塊根の外皮を除去して乾燥したもの。
性味は温性、辛味、有毒(生で口にした場合)。
中薬学の分類では、温化寒痰(寒邪の絡んだ痰を温めて解消する)薬。
【参考文献】木村孟淳・御影雅幸・劉園英(共著):中国医学 医・薬学で漢方を学ぶ人のために,南江堂,2005
また、ハンゲショウというドクダミ科の植物の名前の由来は、この半夏生のころに花を咲かせるからとも、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」となったともいわれているそうです(Wikipedia参照)