キンモクセイの香りでストレス解消
今の季節は、外を歩くとあちらこちらでキンモクセイの香りが楽しめますね ふわっと香った瞬間、気分が軽やかになります
昔からお茶やお酒(桂花陳酒)にも使われてきたキンモクセイ(金木犀)やギンモクセイ(銀木犀)の花は、「桂花」という立派な生薬です
〔桂花〕
性味は温、甘・辛。
効能は、温中散寒(脾胃を温め寒邪を消散させる)、暖胃止痛(胃を暖め痛みを緩和する)、化痰散瘀(痰を除去して瘀血を消散させる)。
適応症は、冷えからくる胃痛・腹痛、歯痛、口臭など。
【参考文献】
木村孟淳・御影雅幸・劉園英(共著):中国医学 医・薬学で漢方を学ぶ人のために,南江堂,2005
夏翔・施杞(主編),丁鈺熊・銭永益・趙陽(副主編):中国食養大全,上海科学技術出版社,2006
主な利用法は、お湯やお酒に浸して飲むことですが、その芳香をかぐだけでも肝の疏泄作用(12年6月22日付ブログ参照)を促し、ストレスを軽減させる働きがあります
この記事を書いているうちに、なんだか桂花陳酒を飲みたくなってきました