八朔

八朔とは陰暦八月朔日(ついたち)のことで、今年は9月5日に当たります(ちなみに「ついたち」は「月立ち」の音便で、陰暦の月の第1日、新月の日を指します)newmoon この頃に早稲の穂が実るので、田の実の節供などと言われ、古くから農家では豊作祈願の行事や贈答などの習慣があったようですriceball また「たのみ」の節供というところから、武家や公家の間でも、日頃「頼み」としている、お世話になっている人へ感謝を込めて贈り物をする風習が広まり、それが現代にも続く「お中元」へと変化したそうですpresent

今日は旧暦ではまだ6月25日ですが、明治の改暦以来、新暦でも八朔の行事を行う場合があり、テレビのニュースや新聞などでも紹介されていましたtv

また農村では夏の間、農作業の疲れをとるため昼寝をする習慣があったようで、この八朔の日を境に昼寝の時間がなくなり、秋の夜なべが始まったとのことですnight 現代の日本では一般的な昼寝の習慣はありませんが、やはり暑い盛りの時期はこまめに休養を取ったほうがいいですよねsleepy 国によっては昼食後みんなで一斉に仮眠をとる所もあり、後ろめたさを感じずに昼寝ができて羨ましい限りですcatface