珍客
今日の昼休み、自宅マンションに帰ったら、ベランダにカメさんがいました
隣室のベランダとの仕切り板は下の方に隙間があるので、そこからやって来たのでしょうか
体長が15~20センチメートルほどあり、最初目に入った時はなかなかの迫力でした
しばらくうちと隣とを行ったり来たりしていましたが、私もすぐ治療所に戻らなければいけなかったので、そのまま放っておきました
今頃どうしているのか、帰宅したらすぐベランダを確かめてみたいと思います
明日は数カ月ぶりに美容院に行く予定です ショートだったころは毎月のように行っていましたが、ロングにすると、前髪さえ自分で切れば後は伸びるがまま、という状態になってしまいました さすがに枝毛が増えてきたので、ここらできれいに毛先を整えてきたいと思います
さて中医学では、髪の毛の状態も体調をうかがう判断材料の一つとなります。今回のタイトルは「髪は血(けつ)の余(よ)たり」という言葉から来ており、これは頭髪が血液の延長であり、頭髪の盛衰には血液の盛衰が反映されていることを表現しています。頭髪の栄養源は血なのです。
また髪は腎の精気の盛衰とも密接に関わっています。頭髪の発生の源は腎にあり、腎が蔵する精(2012年9月1日付ブログ参照)が血に化し、精血が旺盛になることにより毛髪が豊富で潤沢になるのです。腎精は加齢とともに衰えていくため、若いうちは髪につやがあり量も豊かですが、中高年となるにつれ白髪化したり毛がやせて抜けやすくなったりします。また若くても、病気や極端な栄養不良、強い精神的ストレスなどにより体力が衰えると、やはり髪が抜けたり白髪になったりすることがあります。中医学的には「腎精不足」と「血虚」の状態です。
私はまだ白髪はほとんどありませんが、たまに1本だけ見つかることがあります。その頻度がここ1、2年で増えてきて、最近は2カ月に1本(生え始めのごく短い毛ですが)ペースで見つかるようになり、やはり年を取りつつあるんだな~と、少し寂しい気持ちになります
【参考文献】
神戸中医学研究会(編著):基礎中医学,燎原,1995
高金亮(監修),劉桂平・孟静岩(主編):中医基本用語辞典,東洋学術出版社,2006
一昨日の休診日、毎年恒例の春場所観戦に行ってきました やはり生の土俵は迫力があります
さて、大相撲の「土俵」の上には吊り屋根があり、下方に「水引幕(みずひきまく)」という紫色の幕が張り巡らされています この幕には四方の中央と四隅に、それぞれ房が下がっていますが、方向によって色が違っていることにご注目ください
これらの色は方角ごとに決まっていて、東が青房、南が赤房、西が白房、北が黒房となっています。つまり五行の色体と対応しているのです。これは四季と天の四神獣を表しているそうです(東の青龍=春、南の朱雀=夏、西の白虎=秋、北の玄武=冬)。
五行では「木・火・土・金・水」の順に、「東・南・中央・西・北」と「青・赤・黄・白・黒」、「春・夏・土用・秋・冬」が対応していますが、この中央の黄というのが土俵で、土を黄色と見なしているのです。この土の中には、毎場所前の土俵祭りの際に神様への供物(塩、昆布、スルメ、勝栗、米など)が埋められます。相撲がもともと神事であったことが、このようなところからも窺えますね
〔※「goo大相撲」のサイトを参照させていただきました。〕
今日は彼岸の中日、春分ですね。あいにく大阪では、お昼頃から雨が降りだしましたが、お墓参りに行かれた方もいらっしゃるでしょうか
「暑さ寒さも彼岸まで」とはいうものの、明日は冬に逆戻りの寒さになるようで、ここ数日の暖かさに慣れた体にはツラそうですね 皆さん今晩は温かくしてお休みください
ちなみに当院は木曜が休診日なので、お正月以来の連休となります。寒さに負けず、心身の充電をしてまいります
今日はお昼で仕事を終えた後、梅田へ市民公開講座を受けに行ってきました 世界緑内障週間(今年は3月10~16日)に合わせた特別講演で、大阪では初めての開催だったそうです
患者さんの中に緑内障の方もいらっしゃるので、自分の知識を補うために参加してきましたが、最新の情報を分かりやすく解説してくださり、よく頭に入りました
講演をされたのが東北大学の先生だけあって、東日本大震災の時の眼科医の取り組みについても紹介され、たいへん興味深いお話でした
中医学でも緑内障は「緑風内障」といって、鍼灸や漢方(中薬)の治療対象となっています。すでに欠けてしまった視野は戻りませんが、鍼によって眼圧が下がったり血流が改善したりして、緑内障の進行を遅らせることが可能です。
治療の開始が早ければ早いほど悪化を防ぐことができる病気ですが、両目で見ていると症状に気がつきにくいため、定期検診や他の眼疾患で受診した際に見つかることが多いようです。日本人の失明原因の第1位となっていますから、少なくとも40歳を過ぎたら、特に自覚症状がなくても定期的に眼科の検診を受けましょう
昨日、一昨日と忙しく、ブログの更新ができませんでした 昨日は祖父の葬儀から帰ってきた母が、東京土産に黒ゴマのお菓子をくれました 最近体調を崩しやすいので、栄養豊富なゴマ(胡麻)は嬉しい素材ですが、中医学的にも優れた作用があります
〔胡麻〕
性味は平、甘。
効能は、補血明目(血を補い目の疲れを解消する)、潤腸通便(腸を潤し便通を良くする)、生津通乳(津液を作り母乳の出を促進する)、補肝腎(肝と腎の機能を高める)、養髪(頭髪を滋養する)など。
主な適応症は、身体虚弱、貧血、乾燥肌、便秘、産後母乳の出が悪い、若白髪、めまい、耳鳴りなど。
栄養学的には、リノール酸(不飽和脂肪酸)、必須アミノ酸、ビタミンE、ビタミンB₁、カルシウム、鉄分などが豊富です。主体が油分なので、一度にたくさん取ると胃もたれしたり、またアレルギー症状を悪化させたりすることもあるので、体に良いとはいえ少量ずつ取るようにしてください。便通を良くする作用もあるため、もともと下痢傾向の人には不向きです。
なお、胡麻には白胡麻と黒胡麻とがありますが、効能は大体同じです。ただ五行の色体の関係から、白胡麻は肺に、黒胡麻は腎に、特に関係が深いという考え方もあります。
【参考文献】
梁晨千鶴(著):東方栄養新書,メディカルユーコン,2005
夏翔・施杞(主編),丁鈺熊・銭永益・趙陽(副主編):中国食養大全,上海科学技術出版社,2006
明日で東日本大震災から丸2年になります。当時はまだ開業して3ヵ月目のころで、もうそんなに経ったのかという感じです。
さて私事ですが3日前、郷里の群馬に住む父方の祖父が96歳で亡くなり、今日お通夜で明日が告別式ということになりました。遠方であり仕事もあるため私は行けず、両親が参列します。亡くなる当日の朝、ふだん祖父を見ている伯父から「いよいよかも」と電話があり、父が大阪から駆けつけたその晩に息を引き取ったそうです。息子たちに見守られて、よい最期だったのではないでしょうか。
今日と明日は震災のことと祖父を偲んで、心静かに、穏やかに過ごしたいと思います。
今日は本当に暖かくなりましたね 出かけるとき、今年初めてスプリングコートを着て、紫外線も強くなってきたのでサングラスも着用 すでに日傘を差していた人もいました
花粉症の方にはツライ季節でもあり、マスクや花粉防御用のメガネなど、皆さんいろいろと対策をされています 鍼でも鼻炎や目の痒みなどを緩和できるツボがありますので、施術する際には必ず患者さんに症状の有無を確認するようにしています 花粉症があってまだ鍼灸を受けたことのない方には、ぜひ一度お試しいただきたいです
週末は寒かったですね 私も自宅では着膨れていましたが、この寒さも今日、明日くらいで一区切り、今週の後半は気温が20度前後まで上がる日が続くそうです
明日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)、冬籠りしていた虫が土中から出てくるころです 3月から4月の早春を「木の芽時」ともいいますが、人間でも冬のあいだ体の奥に籠っていたもの、滞っていたものが活発に動き始めるので、吹き出物の類が出やすい傾向にあるようです(私のヘルペスもその例でしょう)
しかしまだまだ3月も始まったばかり、また寒さが戻ってくる日も少なくないでしょうから、体調を崩しやすい時期ですね 気温が上がっても、安易に冷たいものを飲み食いして体を冷やさないようご留意ください
一昨日、歯医者さんの6カ月検診に行ってきたら、前からあった虫歯が少し進んでおり、次回に治療することとなりました ちゃんと磨いているつもりでも、歯ブラシがしっかり当たっていなかったのですね 検診のたびに、指摘された部分は次回にはしっかり磨けているのですが、その分どこか他の箇所がおろそかになってしまうようで、なかなかパーフェクトな磨き上がりは達成できません
ところで今日から3月 気温がぐんと上がり、九州から四国、中国、関東地方で春一番が吹いたようです 大阪は昼過ぎから雨が降りだし、一時ものすごい勢いでした 明日からまたぐっと寒くなり、冬に逆戻りのような冷え込みになるそうなので、皆さま体調管理にお気をつけくださいませ