土俵にも五行

春場所.JPG一昨日の休診日、毎年恒例の春場所観戦に行ってきましたcherryblossom やはり生の土俵は迫力がありますsign01

さて、大相撲の「土俵」の上には吊り屋根があり、下方に「水引幕(みずひきまく)」という紫色の幕が張り巡らされていますrecycle この幕には四方の中央と四隅に、それぞれ房が下がっていますが、方向によって色が違っていることにご注目くださいeye

これらの色は方角ごとに決まっていて、東が青房、南が赤房、西が白房、北が黒房となっています。つまり五行の色体と対応しているのです。これは四季と天の四神獣を表しているそうです(東の青龍=春、南の朱雀=夏、西の白虎=秋、北の玄武=冬)。

五行では「木・火・土・金・水」の順に、「東・南・中央・西・北」と「青・赤・黄・白・黒」、「春・夏・土用・秋・冬」が対応していますが、この中央の黄というのが土俵で、土を黄色と見なしているのです。この土の中には、毎場所前の土俵祭りの際に神様への供物(塩、昆布、スルメ、勝栗、米など)が埋められます。相撲がもともと神事であったことが、このようなところからも窺えますねshine

〔※「goo大相撲」のサイトを参照させていただきました。〕