茄子の効能

明日は早くも立秋、連日の猛烈な暑さも明日からは「残暑」ですship 今日は立秋の前日なので節分に当たりますが、これは去年も書きましたので詳しくはそちらをご覧くださいeye

久々の食養生シリーズ、今回は夏にピッタリの野菜である茄子を取り上げますsearch(←単に先日食べたからというだけの理由ですが…)

 

〔茄子〕

性味は寒・涼性、甘味。 

効能は、清熱解毒(体にこもった熱を冷まし邪毒を取り除く)、活血消腫(血流の停滞をなくし熱っぽい腫れを解消する)など。

主な適応症は、発熱、食欲不振(とくに夏季)、痔、口内炎など。

夏バテ解消に適していますが、冷やす性質が強いので、冷え症の人や胃腸がもともと弱い人は控えめにしましょう。食べる時に、温熱性のショウガやコショウ、トウガラシなどを加えて調理すると、茄子の寒涼性が緩和されます。また夏以外は、あまり多量に食べないほうがよいです。

「秋茄子(あきなすび)嫁に食わすな」といいますが、妊婦さんの場合、子宮を冷やして胎児の発育に差し障ることもありますので、なるべく避けたほうがよいでしょう。

【参考文献】

 梁晨千鶴(著):東方栄養新書,メディカルユーコン,2005

 夏翔・施杞(主編),丁鈺熊・銭永益・趙陽(副主編):中国食養大全,上海科学技術出版社,2006