西瓜の効能

もう8月も下旬というのに、今頃やっと今夏初めてのスイカを食べましたdelicious おすそ分けで数切れもらっただけですが、一人暮らしだとなかなか大きな果物は買わないので、少量でもとても嬉しいですcute

ところが、私は20歳ごろから果物のアレルギーを発症しており、子どもの時分には食べられたのに今はまったくダメ、というものが何種類かありますban どうやらスイカもその範疇に入るようで、食べている最中は美味しかったものの、食べ終わってから唇やのどがピリピリしてきました(泣)thunder

それはさておき、日本の夏の定番ともいえるスイカ(西瓜)について、中医学的な分析をしてみましょうbook

 

〔西瓜〕

性味は寒性、甘味。

効能は、清熱解暑(暑気でこもった熱を収める)、除煩止渇(イライラと咽の渇きを改善)、利小便(強い利尿作用)など。

主な適応症は、暑気あたり、小便が出にくい、口渇、咽喉痛、口内炎、高血圧など。

今月6日付のブログでご紹介した茄子と同様、胃腸を冷やす性質のため、冷え症や胃腸虚弱の人、あるいは一日中冷房の効いた所にいて体が冷えきっている時などには向きません。基本的に体が熱っぽい時に食べるもの、と考えると間違いがないでしょうgood

【参考文献】

 梁晨千鶴(著):東方栄養新書,メディカルユーコン,2005

 夏翔・施杞(主編),丁鈺熊・銭永益・趙陽(副主編):中国食養大全,上海科学技術出版社,2006