気象病

このところ「閃輝(せんき)暗点」という、視界に浮かぶ光の輪のようなものが頻繁に出現しますbearing ちょうど去年の今頃にもよく出ていたらしく、このブログ(2014年2月24日付)で書いていましたsearch

おそらく寝不足によるところが大きいと思いますが、天候にも影響されているかもしれませんrain ここ1週間は雨が多かったうえ、気温の上がり下がりも激しかったので、いわゆる「気象病」の一症状であった可能性もありますupdown

気象病とは、気象変化の影響を受けやすいと考えられる病態の総称で、気象変化のうち気圧・気温・湿度の変化と降雨・雷・風が、症状の増悪因子です。

有名なものが「気象痛」あるいは「天気痛」で、関節リウマチや変形性関節症、線維筋痛症の患者さんに特に多く見られます。腰痛、頸部痛、外傷治癒後の疼痛(骨折痛・瘢痕痛)、片頭痛、三叉神経痛、ヘルペス後神経痛、神経絞扼症候群なども報告されています。

寒くなると肩がこる、天候が悪くなると古傷が痛む、頭が痛くなる、といったものも含まれ、皆さんの中にも経験のある方が少なくないのではないでしょうか。

また不安感や憂うつなど気分障害に関するもの、自律神経が関係すると思われる立ちくらみ、めまい、喘息なども発生頻度が高いようです。

ある程度は仕方のない部分もありますが、やはり基本となるのは自己管理riceball 適度な運動や睡眠など、規則正しい生活を心がければ症状も軽くできますから、無理は禁物ですねban

【参考文献】佐藤純:境界領域 知っておきたい 気象痛と対策.臨床整形外科 48巻5号:458‐461,2013