はしか(麻疹)患者急増

先月半ば、はしか(麻疹)に感染していた男性が千葉県でコンサートに行き、他の観客にも感染させたというニュースがありました。その男性は兵庫県在住で、7月下旬に関西国際空港を利用していたことから、関空の職員26人にも感染していたとのことです。

本ブログでも以前はしかについて取り上げましたが(14年2月16日付)、感染力が非常に強く空気感染するので、かかった人は絶対に人込みを避けなければいけません。しかし潜伏期間が10~12日と比較的長いため、感染当初は本人も気付かないのが難しいところです。

症状も最初は軽度の発熱や咳、鼻水など普通のかぜと似ていて、油断しがちです。けれども、その後39度以上の高熱が出て顔や体に発疹が現れ、重症化すると肺炎や中耳炎、さらには脳炎などの合併症を起こし、後遺症が残ったり死亡することもあります。

免疫のない人が感染するとほぼ100パーセント発症しますから、はしかにかかったことのない人や予防接種を受けていない人は、早めにワクチンを接種しましょう。