上のタイトルを見て「??」となった方が多いのではないでしょうか 私も最近知った言葉です
今日は心斎橋で5回目の献血をしましたが、採血中いつも唇がピリピリするので、前回行ったとき看護師さんにそのことを言ってみました。
すると今回は、採血前の問診時にお医者さん(初めて若い女性の先生でした!)が私のカルテを見て「クエン酸反応があるんですね」と確認してくれたのです。どうやら前回の看護師さんがきちんと記録してくれていたようで、それも嬉しかったですし、自分からちゃんと伝えれば配慮してくれるのだな、と実感しました。
この「クエン酸反応」というのは、成分献血の際に血液が固まらないように加える抗凝固剤(クエン酸+クエン酸ナトリウム)によるものです。血漿や血小板を取った後の血液を体内に戻すと、クエン酸も一緒に入ってきます。クエン酸は、血液凝固に必要なカルシウムを捉えることで凝固を防いでいるため、体が一時的にカルシウム不足の状態になります。このため人によっては、唇や手指に痺れを感じる場合があるのです。クエン酸は肝臓で速やかに代謝されるので、体に戻す際の流入速度を遅くすれば症状が出なくなります。また事前にカルシウムを多めに摂取する(ココアを飲むのも良いそうです)と、予防もできるようです。
私も今日は流入速度を今までより遅めにしてもらい、おかげで唇のピリピリはまったく感じずに済みました 体調に関してはあまり遠慮しすぎず、気になることがあれば伝えたほうが良いですね
〔※日本赤十字社・東京都赤十字血液センターのWebページを参照いたしました。〕