結核予防週間

毎年9月24日~30日は、結核に関する正しい知識の普及啓発を図るために厚生労働省が定めた「結核予防週間」ですhospital 大阪府は平成23年の結核罹患(りかん)率が全国ワースト1の28.0(人口10万人当たりの患者数が28.0人)、大阪市だけでみるとこの罹患率は41.5と、全国平均17.7の約2.3倍という非常に厳しい状態ですdanger また症状が出てから病院に行くまでの期間が2カ月以上かかった人の割合も、大阪府は全国平均に比べて高く、受診が遅れる傾向にありますdespair

咳や痰が2週間以上続く、微熱が出る、食欲が低下する、体重が減る、寝汗をかくなどの症状が続いたら、早めに受診しましょう。高齢者の場合は特徴的な症状が出ないこともありますので、年1~2回の胸部エックス線検査を受けることが大切です。早期発見すれば薬で治せますし、周囲への感染拡大の予防という点でも早めの受診は重要です。

かくいう私も、実は肺結核にかかりましたsweat02 6年ほど前、当時勤めていたクリニックでの健診で撮ったレントゲンに影が映っていて発見され、それからCTや喀痰検査により、過去にかかってすでに治ったものと判明dash 若年者の場合、ただのかぜと思って気づかれないことも多いのですが、医療に携わる者としては、うかつだったと反省しておりますdown