気散じ

昨日は午後、趣味の落語を聴きに行ってきましたear 笑うとストレス発散になりますねnotes

ストレスのたまった状態は、中医学でいうところの「気滞」に属します。「気鬱」「気結」という言い方もありますが、いずれも読んで字のごとく、気の滞った状態、うまく動いていない状態です。「気散じ」とはよく言ったもので、結ぼれて滞ったものがパッと散り、流れが良くなる感じがします。

さて気滞の原因には、運動不足や暴飲暴食などもありますが、臨床でよく見られるのは精神的なストレスによるものです。これは五臓の一つ「肝(かん)」が密接に関わっています。

以前、寒熱・虚実、気・血・津液についてご説明しましたが、この「五臓」も中医学の診断・治療に欠かせない考え方です。次回、「肝」について解説いたしますup