昨年と3年前にも書いていますが、毎年9月24日から30日は「結核予防週間」です。日本の結核罹患率は減少傾向とはいえ、いまだ先進諸国の中では高い状態で、世界的にも中蔓延国と位置付けられています。
2015(平成27)年の国内の結核新登録患者数(新たに結核と診断され登録された患者)は18,280人で、罹患率(人口10万人当たり)が14.4、結核死亡数は1,955人(概数)。
なかでも大阪府の罹患率は23.5で全国一、さらに府内で最も高いのが大阪市で34.4と、大変厳しい状況です。
結核は決して昔の病気でもなければ遠い外国の病気でもありません。結核を発病している人の咳やくしゃみで空気感染しますから、誰でもうつる可能性があります。
咳や痰が2週間以上続く、微熱が出てなかなか下がらない、全身倦怠感や急な体重減少などがあったら、早めに医療機関で受診しましょう。