杏花鍼灸院ブログ

ややお疲れモード

今日から2月も後半に入ります。年度末が近付いている時期でもあり、また寒さもまだまだ油断できませんsnow 体調を崩しやすいときですね。

かくいう私自身も、ここ1週間ほど疲れがたまっているのか、首筋や肩などに蕁麻疹(じんましん)がちょこちょこ出ていますdespair もともと体質的に蕁麻疹が出やすいのですが、このところ頻度が高くなっていて、養生が足りないのでしょうdownwardright

中医学からみた蕁麻疹について調べようと思いますが、今日はもう時間もエネルギーも不足していますので、次回に紹介させていただきますsweat01

確定申告

今年度の確定申告の準備がほぼ完了しましたpc 去年は青色申告が初めてだったので、ややてこずりましたが、今年は少し手直しする程度でいけました。

来年はもっと内容を充実させたいものです。。。(苦笑)sweat02

明日は旧正月

明日2月10日は旧暦の1月1日、旧正月です。ということは、今日は大晦日なんですね。日本の家庭では一般的に特別な行事はありませんが、中国や韓国、ベトナムなどでは新暦の正月よりも旧暦のほうが盛大に祝われますshine つい1週間前に節分があったばかりで、また年が改まるというのは不思議な感じがしますねsign02

古来、太陽や月の運行に基づいてさまざまな暦が作られ、その国の四季や農事などに即した運用がなされてきました。鍼灸の基礎理論となる東洋医学(中医学)でも、「天人合一説」により暦や季節に基づいた人体の変化や治療法などを考案しています。現代は生活様式も食糧事情も古代とはまったく異なっていますが、人間が自然の中の一部である、言い換えれば宇宙の中、地球の上に存在して生きているということは変わりません。

私自身も最近、生活のリズムが乱れがちなので、これを機に見直さなければなぁと思っていますcoldsweats01(←思うだけでなく実行しなければ!)

風疹さらなる猛威

昨年6月4日付と9月9日付ブログで取り上げた風疹の流行の勢いが、いまなお衰えることを知りません。今年の1月だけで、すでに平均的な年間の患者数を超えており、大流行した昨年1月の13倍にもなるそうです。特に20代~40代の男性が多いのが特徴です。

都道府県別では東京都が突出して報告数が多く、次いで神奈川県、埼玉県が続きますが、近畿では兵庫県と大阪府が増えています。風疹は例年、春先から初夏にかけて流行するので、今後さらなる拡大が懸念されます。

風疹は飛沫感染で、咳やくしゃみでうつります。不顕性感染(感染しても発病しない)も少なくないですが、発病すると赤い発疹や発熱、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。風疹ウイルスに効く薬はなく、予防にはワクチン接種しかありません。

妊娠初期の女性が感染すると、胎児に難聴や白内障、心臓疾患などの障害が出るおそれがあり、残念ながら昨年から今年初めにかけて、この「先天性風疹症候群」の新生児が6人報告されています。風疹ワクチンは弱毒生ワクチンのため妊娠中は接種できず、妊娠前でも接種後2カ月間は確実に避妊しなければなりません。過去にワクチンを接種していても、1回では免疫が十分についていないこともあるので、妊娠を希望される方は必ず検査を受けましょう。

そして、夫や同居する家族も同様です。若年層の男性に感染が多いのは、予防接種を受けていない人が非常に多いからです。ワクチンは1回1万円程度と決して安くはありませんが、大事な家族を守るため、ぜひ接種してください。

今日は節分

昨日はずいぶん気温が上がり、春のような暖かさでしたねcat 明日は立春、暦の上では春になります。

昨年8月6日付ブログでも触れたとおり「節分」といえば普通、立春の前日をいいますが、立夏・立秋・立冬それぞれの前日もすべて「節分」です。季節が分かれる日ですね。

立春前の節分は特に年の変わり目として、旧年の邪気払いのため豆まきが行われます。この豆まきや、豆を年齢(数え年)の数だけ食べることによって、厄除けや1年の無病息災を願うのです。

ともあれ季節の変わり目は日々の気候の変化が大きく、体調を崩しやすい時期です。これからまた寒い日も戻ってきますし、インフルエンザも全国的に警報レベルに達していますので、豆をまいて病という邪気を撃退したいものですpunchdash

インフルエンザ流行拡大

前々回のブログで、大阪府がインフルエンザ注意報を発令したとお伝えしましたが、東京都では医療機関当たりの患者数が41.3人となり「流行警報」が出ました。大阪市でも、すでに西部(福島、此花、西、港、大正、西淀川)では警報レベルを超え、学級閉鎖も増加しているようで、ますます感染予防対策に力を入れる必要があります。

インフルエンザは症状のない「不顕性感染」や、かぜのような症状だけの軽症例もしばしば見られ、気づかないうちに感染が広がってしまうことがあります。咳エチケットや手洗い、うがいを徹底しましょうpaper

内出血

内出血.JPG今朝うっかり扉の角に左手を打ちつけ、中指に内出血ができてしまいましたsad 仕事には支障ありませんが、指を曲げ伸ばしすると少し痛みますsweat02

中医学では、このような外傷による内出血も「血瘀(けつお)」証に含めます。血瘀とは、原因にかかわりなく、血が滞った状態を指します。

以前にもご紹介しましたが、「通ぜざれば則ち痛む」ので、血瘀証では痛みが現れます。血瘀の場合は、固定性の刺すような疼痛や圧痛があり、皮膚や舌が紫暗色になるなどの特徴があります。滞りが取れれば、「通ずれば則ち痛まず」、痛みは治まっていくのです。

こんな軽微な傷は数日で治りますが、やはり痛いのはイヤなものですね。はやく良くなりますようにupwardright

インフルエンザ注意報

きのう24日、大阪府がインフルエンザ注意報を発令しましたdanger 府内307カ所の定点医療機関(※)で14日から20日の間に3630人がインフルエンザと診断され、定点当たりの報告数が11.82人となったためです(10人が「注意報」、30人が「警報」の基準値)。今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があるので、感染予防に留意が必要です。

過去10年間で最悪の流行だった昨冬の同時期に比べると半分以下の患者数だそうですが、今後広がる恐れもあるようです。なるべく人ごみは避け、外出から帰ったら手洗いやうがいを徹底し、疑わしい症状が出たらマスクを着用しましょう。日頃から疲れをためないようにすることも大切ですjapanesetea(なかなか難しいですが…sweat02

 

※ 府全体の感染症の発生状況を把握するため、人口及び医療機関の分布等を勘案して無作為に選定した医療機関。インフルエンザの場合、定点医療機関は、1週間の患者発生数を府等に報告する。

冬の食養生

冬の気候の特徴は、言うまでもなく「」です(12月3日付ブログ参照)。五行ではに属し、対応する五臓は(9月1日付ブログ参照)です。

そのため冬の養生の原則は「体を温め腎を養う」ことです。食品は温熱性のものが良く、寒涼性のものは避けましょう。栗やクルミ、ニラ、エビのむき身、羊肉などが腎陽を温め補う作用があり、さらにゴマや黒豆で腎精や髄を補充できます。これらも含めて、この時季に適した食物を挙げましょう。

 

〔冬に食べるとよい物〕 品目(五性/五味) ※五性・五味には文献により多少の異同があります。

ニラ(温/〈生〉辛、〈加熱〉甘・酸)、ニンニク(温/辛)、ネギ(温・平/辛)、生姜(温/辛)、クルミ(温・熱/甘)、栗(温/甘)、黒ゴマ(平/甘)、黒豆(平/甘)、黒キクラゲ(平/甘)、羊肉(温・熱/甘)、エビ(温/甘)

冒頭で触れたように、冬は五行の水に属し、五臓では腎が対応しますが、五色(青・赤・黄・白・黒)では黒が配当されます。そのため黒ゴマや黒豆、黒キクラゲなど黒い食品は腎に効果があると考えられています。腎は成長や老化に深く関わる臓ですので、黒い食品を積極的に取るとアンチエイジングにも役立つようですclover

 

【参考文献】

  梁晨千鶴(著):東方栄養新書,メディカルユーコン,2005

  夏翔・施杞(主編),丁鈺熊・銭永益・趙陽(副主編):中国食養大全,上海科学技術出版社,2006

今日は大寒

今日は二十四節気の「大寒」でしたsnow それでも日中は比較的暖かくなり、つい気が緩みそうですが、これから立春にかけては寒さがいちばん厳しくなる時季ですbearing

インフルエンザも流行しており、健康を保つには防寒とともに睡眠や食事など、日頃の養生がより大切になりますspa そこで次回は、冬の食養生についてご紹介いたしますsoon