献血の検査成績
今日は日中暑かったですが、日が暮れてから風が冷たくなりましたね
先週の献血の検査成績が届きました
半年あまり前にかかりつけの内科で検査した時とおおむね同じような数値で、問題なしでした
←写真は献血ルームでもらった記録カード、これから記入します
ちなみに検査成績のハガキは、森ノ宮駅近くの大阪府赤十字血液センターから送られており、近所なので次回はここで献血しようかと思っています
今日は暑かったですね 当院の患者さん用のスリッパも、この暑さを機に夏用のものに替えました
さて今日はパソコンの作業が多く、画面をじっと見続けていたら目がショボショボして、涙もうっすら滲んできました
中医学では、このような症状は「肝」と関係します。昨年6月22日付ブログで解説したとおり、「肝は目に開竅(かいきょう)する」といい、五臓の中で目に最も深い関連を持つのが肝です。また「涙(るい)は肝液である」ともいい、肝が涙の分泌量を調整していると考えられます。
目の使いすぎにより肝血を損傷すると「肝労」という状態を惹き起こし、物がはっきり見えない、(肝経の通り道である)両胸脇部の鈍痛、筋肉が弛緩して力が入らないなど、目だけでなく全身に症状が現れます。
ほかにも「久視は血を傷(やぶ)る」という言葉があり、目を使いすぎると血を損傷します。いま挙げた肝血が主に影響を受けますが、心血が損なわれると、心神が不安定になり睡眠に支障をきたします。血は全身に栄養を与えていますので、血の不足が進むと四肢の動きも鈍くなってくるのです。
解決策としては、もちろん休養が一番なのは言うまでもありません 鍼灸治療では、目の周囲と肝経を中心に施術します さらに血を補充するためには、バランスのとれた食事も大切です 目にいいものといえばブルーベリーが有名ですが、薬膳ではクコの実が「養肝明目」の食材として多用されていますね
【参考文献】
神戸中医学研究会(編著):基礎中医学,燎原,1995
高金亮(監修),劉桂平・孟静岩(主編):中医基本用語辞典,東洋学術出版社,2006
医療関係の仕事をしている以上は協力しなくては、と思いつつも、体力的な不安や、万一腕に痛みやしびれなどの後遺症が出たら……などと躊躇していました
けれども昨日は、用事が済んで帰ろうとした際に献血ルームが目に留まり、珍しく時間に余裕があったうえ体調も悪くなかったので、思い立って初挑戦したのです
もし検査して駄目だったら、それはそれで仕方ないかという気で臨みましたが、献血できる状態であると判明 体格的に400mLは不可能なため、成分献血になりました
採血針はやはり太かったものの痛みはほとんどなく、終了後も少し頭がボーッとして軽いふらつきがあった程度で、今日はほぼいつも通りの体調になっています
献血ルームではドリンクが好きなだけ飲め、お菓子と洗剤のお土産もあり、リラックスできる雰囲気でした また時間があって体調の良いときには協力したいです
ここ2、3日また肌寒くなりましたね 昨夜は雨に加えて風も冷たく、外を歩いていたら耳が痛くなりました
中医学では「腎は耳に開竅(かいきょう)する」(2012年9月1日付ブログ参照)といい、腎の状態が耳に現れるという考え方がありますが、それとは別に「耳鍼法(じしんほう)」というものもあります
これはフランスの医師P・M・ノジエが1950年代初頭に提唱し、その後中国でもよく研究された治療法で、耳殻上に胎児が逆さになった形を当てはめ、それぞれの器官や部位に対応する箇所に施術するものです。たとえば耳たぶの上部に顎のツボがあり、顎関節症の人に使ったり、耳介の外側の溝の下方に肩のツボがあり、五十肩の人に使ったりします。
当院では、通常の身体の鍼で十分な効果が得られない方に、この耳鍼法を使うことがあります。その場合、普通の鍼ではなく、「マグレイン」という小さな金属の粒をテープで貼り付けて、ツボへの継続刺激の手段としています。
世間で「耳ツボダイエット」なるものを見聞きすることがありますが、実際の効果には疑問があり、当院では行っておりません。しかしながら、食欲亢進に効くツボもありますので、希望される方にはケース・バイ・ケースで対応しております
ここ2、3日忙しく、睡眠不足で目の下にクマが出てしまいました
明日は半日営業、明後日は休診日と時間があるので、かかりつけの内科と眼科へ行く予定です 内科では漢方薬(アレルギーと瘀血体質改善の薬)を、眼科ではコンタクト(2週間交換タイプ)をもらってきます
先週の木曜は、やはりかかりつけの鍼灸院へ治療を受けに行ったので、ここのところ病院めぐりをしているようで、高齢者になった気分。。。いやいや、若いうちからの自己管理は大切です 病気の予防と早期治療は、身体の老化を遅らせることにも繋がりますから、皆さんも不調があれば早めにケアしてくださいね
明日4月7日は「世界保健デー」です。1948(昭和23)年4月7日に世界保健機関(World Health Organization:WHO)が設立されたことを記念して、毎年この日を中心に、国際保健医療に関するテーマに沿った様々なイベントが開催されます。
テーマは毎年WHOによって選ばれますが、今年は「高血圧(High Blood Pressure)」だそうです。そして「血圧管理の重要性:心臓疾患・脳卒中のリスクを減らそう」をスローガンとしてキャンペーンが展開されています。
世界では成人の3人に1人が高血圧を発症しています。しかし適切な治療を行わなかったために、世界で毎年900万人以上の人々が亡くなっており、その半数が心臓疾患や脳卒中により死亡しています。したがって、予防と適切な治療が、高血圧による合併症のリスク低減につながるのです。日常生活では、次のようなことに気をつけましょう。
●塩分を控えめに、バランスのとれた食事をとる
●飲酒は適量まで、喫煙はしないこと
●定期的に運動し、適正体重を保つ
当たり前のことばかりですが、すべてを継続して実行するのはなかなか難しいかもしれません。一つずつでも、時々できなくても、とにかく意識し続けることが大切です。
なお昨年5月17日付ブログ「世界高血圧デー」でも触れたように、鍼灸も血圧調整の作用があります。血圧管理の一助として、ぜひご活用ください。
〔※厚生労働省およびWHO神戸センターのサイトを参照させていただきました。〕
今日はお昼で仕事を終えた後、梅田へ市民公開講座を受けに行ってきました 世界緑内障週間(今年は3月10~16日)に合わせた特別講演で、大阪では初めての開催だったそうです
患者さんの中に緑内障の方もいらっしゃるので、自分の知識を補うために参加してきましたが、最新の情報を分かりやすく解説してくださり、よく頭に入りました
講演をされたのが東北大学の先生だけあって、東日本大震災の時の眼科医の取り組みについても紹介され、たいへん興味深いお話でした
中医学でも緑内障は「緑風内障」といって、鍼灸や漢方(中薬)の治療対象となっています。すでに欠けてしまった視野は戻りませんが、鍼によって眼圧が下がったり血流が改善したりして、緑内障の進行を遅らせることが可能です。
治療の開始が早ければ早いほど悪化を防ぐことができる病気ですが、両目で見ていると症状に気がつきにくいため、定期検診や他の眼疾患で受診した際に見つかることが多いようです。日本人の失明原因の第1位となっていますから、少なくとも40歳を過ぎたら、特に自覚症状がなくても定期的に眼科の検診を受けましょう
昨日、一昨日と忙しく、ブログの更新ができませんでした 昨日は祖父の葬儀から帰ってきた母が、東京土産に黒ゴマのお菓子をくれました 最近体調を崩しやすいので、栄養豊富なゴマ(胡麻)は嬉しい素材ですが、中医学的にも優れた作用があります
〔胡麻〕
性味は平、甘。
効能は、補血明目(血を補い目の疲れを解消する)、潤腸通便(腸を潤し便通を良くする)、生津通乳(津液を作り母乳の出を促進する)、補肝腎(肝と腎の機能を高める)、養髪(頭髪を滋養する)など。
主な適応症は、身体虚弱、貧血、乾燥肌、便秘、産後母乳の出が悪い、若白髪、めまい、耳鳴りなど。
栄養学的には、リノール酸(不飽和脂肪酸)、必須アミノ酸、ビタミンE、ビタミンB₁、カルシウム、鉄分などが豊富です。主体が油分なので、一度にたくさん取ると胃もたれしたり、またアレルギー症状を悪化させたりすることもあるので、体に良いとはいえ少量ずつ取るようにしてください。便通を良くする作用もあるため、もともと下痢傾向の人には不向きです。
なお、胡麻には白胡麻と黒胡麻とがありますが、効能は大体同じです。ただ五行の色体の関係から、白胡麻は肺に、黒胡麻は腎に、特に関係が深いという考え方もあります。
【参考文献】
梁晨千鶴(著):東方栄養新書,メディカルユーコン,2005
夏翔・施杞(主編),丁鈺熊・銭永益・趙陽(副主編):中国食養大全,上海科学技術出版社,2006
今日は本当に暖かくなりましたね 出かけるとき、今年初めてスプリングコートを着て、紫外線も強くなってきたのでサングラスも着用 すでに日傘を差していた人もいました
花粉症の方にはツライ季節でもあり、マスクや花粉防御用のメガネなど、皆さんいろいろと対策をされています 鍼でも鼻炎や目の痒みなどを緩和できるツボがありますので、施術する際には必ず患者さんに症状の有無を確認するようにしています 花粉症があってまだ鍼灸を受けたことのない方には、ぜひ一度お試しいただきたいです
週末は寒かったですね 私も自宅では着膨れていましたが、この寒さも今日、明日くらいで一区切り、今週の後半は気温が20度前後まで上がる日が続くそうです
明日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)、冬籠りしていた虫が土中から出てくるころです 3月から4月の早春を「木の芽時」ともいいますが、人間でも冬のあいだ体の奥に籠っていたもの、滞っていたものが活発に動き始めるので、吹き出物の類が出やすい傾向にあるようです(私のヘルペスもその例でしょう)
しかしまだまだ3月も始まったばかり、また寒さが戻ってくる日も少なくないでしょうから、体調を崩しやすい時期ですね 気温が上がっても、安易に冷たいものを飲み食いして体を冷やさないようご留意ください